当社はお客様よりお電話やインターネットなどでご連絡をいただいてクリーニングを取りに伺うサービスを提供していますが、昔から、ご用聞きや定期的に伺うクリーニングの外交はありました。
ただ、在宅率の低下等により、当時とはその営業スタイルが変化したということでしょう。
わたしは、脱サラをしてこのクリーニングの宅配サービスを始めて今年で20年になるのですが、わたしが始めた20年前はこういうサービスはまだあまりありませんでした(あることはあったのですが、ほとんど認知されていない状態でした)
そのせいもあり、こういうクリーニングを取りに行くサービスの正式というか一般的な名称がありませんでした。
当時はクリーニング集配サービスとか、デリバリークリーニングとか謳っていましたが、それも自分たちが勝手にそう言ってるにすぎませんでした。
その後、こういうサービスもある程度認知され、また普及してきたこともあり、ここ数年は「宅配クリーニング」という名称にどうやら落ち着いたように思えます。もちろんこれも正式名称ではありません。いわゆる通称ということでしょう。
ただ、ここにきて、この「宅配クリーニング」の定義がちょっと分かれてきています。
つまり、数年前まではほとんどなかった(これも実際にはあったけど認知されてなかっただかもしれません)佐川急便やヤマト運輸など大手宅配便業者を活用してクリーニング品を全国から送ってもらうサービスが普及してきて、そちらを宅配便を利用して集めるので「宅配クリーニング」と呼ぶケースが出てきました。
箱に詰めて宅配便でクリーニング品を発送するサービスを宅配クリーニングと呼ぶのか、自社で直接集配するサービスを宅配クリーニングと呼ぶのか?また、もし前者だとすれば、後者は何と呼ぶのか?
今のところは、区別せずどちらも「宅配クリーニング」としているようです。
検索エンジンで「宅配クリーニング」でキーワード検索すると、上位表示される会社やお店は半々という感じです。
ただ、検索した人はどちらのサービスを探し求めていたのか、そのあたりまではわかりません。
そもそも、クリーニング店にお客様が持ち込む以外のものはすべて「宅配クリーニング」で、特にその中で区別する必要もないのかもしれません。
もし区別する必要性が出てきたら、どちらのことを一般的に「宅配クリーニング」と呼ぶのかは需要の多いほう、つまりは一般消費者が決めるということになるでしょう。