クリーニング宅配と駐車違反

今日は、築地方面にクリーニングの宅配で伺った際、駐車違反を取られてしまいました。

 

 

現行の民間委託の駐車監視員制度が導入されてから2度目です。1回目は3年前の東日本大震災の直後でしたのでよく憶えています。

 

 

貼られていた確認標章によると今回はわずか3分で駐車違反を取られてしまいました。最近は早くなりましたね。

 

 

だいたい、個人宅のクリーニングの宅配(クリーニング品をお届けして代金回収、新たなクリーニング品の集配)に要する時間は平均5分です。

 

 

会社などの場合、クリーニングの宅配業務以外の入館手続きやエレベーターや担当者呼び出しの待ち時間などがありますが、逆にそういうケースでは駐車場があったり、あらかじめパーキングに入れます。

 

 

ただ、半分くらいは路上駐車になります。

 

 

1日40件クリーニングを宅配するとして、短時間の路上駐車が半分あるとして約20件です。

 

 

これをすべてパーキングを利用すると換算すると、駐車料金300円として1日6千円、25日営業で15万円となります。

 

 

つまり、駐車違反の罰金(反則金)の10倍です。1割で同額です。

 

 

ということは、短時間でも駐車違反を取られないよう100%パーキングを利用した場合、月15万円の経費です。取られたら取られたときと路上駐車して違反になっても1万5千円です。

 

 

こういう言い方は適切ではないかもしれませんが、今は点数の減点はありません(悪質な場合や常習者にはペナルティーあり)ので、どちらが得(?)かと考えた場合、わたしは後者を選択して3年間で一度の違反ですから3年で1万5千円の出費になります。前者を選択した場合は、違反はゼロですが、年間180万、3年で540万の出費は覚悟しなければなりません。

 

 

つまり、うちのような宅配クリーニングの仕事では、1年間駐車違反を絶対に取られないようにするのは年間180万円かかるわけです。有料パーキングを利用しているところも多々あるので、実際には「あと」180万必要ということです。

 

 

駐車違反はもちろんいけません。ただ、きれいごとだけでは済まされない問題もあるということです。

 

 

最近は短時間対応のパーキングも見かけるようにはなりましたが、5分の駐車でも1時間の駐車でも同じ300円というのはどうなのかなと思いますが。