宅配クリーニングの定義

以前、同じ「宅配クリーニング」でも、当社のような事業者が集配に伺うサービスと、宅配便業者などが集荷して事業者へ引き渡すサービスの大きく分けて2種類あるという旨の記事を書きました。


また、それらを区別する場合、どちらを「宅配クリーニング」と呼び、もう片方の業態の呼称をどうするかみたいな記事も続けて書きました。


前回記事で、日本政策金融公庫が実施した「クリーニングに関する消費者意識調査」の調査結果を紹介しましたが、そのレポートの中でそれらに関わる記述がありました。


そこでは、「集配サービス」、「宅配サービス」と位置づけ、下記のような注釈が加えられていました。

集配サ ービス:クリーニング事業者等が自宅まで来て、品物の受け渡しを行うサービス
宅配サ ービス:品物の受け渡しを宅配便で行うサービス


もちろん、これも正式な名称ではなく、同社が独自に便宜上定義したものにすぎず、広く社会一般に共有認識されているものではないと思いますが、これに準ずれば、当社などはクリーニングの宅配サービスではなく、集配サービスという括りになります。

 
また、東京都クリーニング生活衛生同業組合さんのHPによると、宅配便業者などに集荷を委託するサービスを「代行型」と定義し、クリーニング屋さんが直接伺うサービスを文字どおり「直接型」としています。


ただし、両者とも「宅配クリーニング」という呼称を使っています。つまり、消費者が店舗へ直接持ち込まないものを総称して「宅配クリーニング」と呼び、その中に種類があるという捉え方かと思います。


これによると、当社は「直接型」に含まれますが、クリーニング屋さん(=洗濯業)ではないので、直接代行型みたいなことになるのかな(笑)


いずれにしましても、わたしが始めた20年前はおろか、10年前でもこんな議論はなかったので、それだけ「宅配クリーニング」そのものが広く認知されてきたひとつの表れかと思います。